「難しいことは分かりませんが、お金の増やし方を教えて下さい!」を読んで
はじめに
今年は、松井証券で口座を開き初めて株を購入しました。
投資には、数年前から興味があったのですが特段勉強もせず、証券アナリストが勧める株を買ってみたのですが、結果は、、、
約2万円の損(泣)
購入時点から見事に下降してくれましたね。
きちんと勉強ないといけないなと思わせてくれるには、十分な勉強代でした。
とりあえず、簡単な本を読んで勉強しようと思って購入したのがこの本です。
難しいことはわかりませんが、お金の増やし方を教えてください!
- 作者: 山崎元,大橋弘祐
- 出版社/メーカー: 文響社
- 発売日: 2015/11/11
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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タイトルからして自分向きだと思いました。
本の概要
著者の大橋氏は、お金については素人でかなりの慎重派。
以前、株で大損したことがあり、リスクなくお金を増やしたいと思っているが、銀行に預けたところで雀の涙にもならない金利ではお金は増えず、居酒屋で愚痴っているところから話がスタートします。
そんな大橋氏が知人の紹介でお金のプロである山崎氏を訪ね、大橋氏が山崎氏に疑問点を聞きながら投資について学んでいきます。
年間プラス5%くらいの運用をするための具体的な方法が書かれており、おすすめの証券口座や購入すべき銘柄をズバリ教えてくれます。
一言感想
生徒と先生の会話形式のような感じで進んでいくので、とても読みやすかったです。
投資信託やNISA、確定拠出年金など、知らない言葉や難しいことについては、丁寧に説明されていますし、証券口座の開き方やNISA口座の作り方、確定拠出年金の申込み方法などは画面(スクリーンショット)付きで解説されています。
また、良いものは良いとはっきり示し、悪いものは気持ち良いくらいにバッサリと切り捨ててくれます。
これから投資を始めたい人、上記の言葉は聞いたことがあるがそれが何なのかまでは知らない(自分のような)人が入門編として読むには良いな本だと思いました。
銀行に近づかないほうが良い理由
まず、山崎氏が「悪い・近づくな」と言われたもので覚えているものが、以下のもの。
この中でも、特に
「銀行に近づくな!」
という言葉は結構衝撃的でした。
普段何気なく利用している銀行に近づくなとはどういうことなのか?
金持ちには投資させて手数料をもらう。
便号人には借金させて金利を貰う。
それが彼らのビジネスモデル。
ということで、銀行の商品は購入しないほうがいいよという説明でした。
(個人向け国債はOK)
投資信託も同様で、銀行よりネット証券で購入すべきとのこと。
理由は、銀行は地代や人件費がかかるので手数料が高いが、ネット証券は地代もなく人件費も安いので手数料が安いから。
これについては、大いに納得でした。
その後、競馬はOKみたいな話もありましたが、それについては個人個人色々と考え方があるんだなということでスルーしました。
(経済評論家といっても人間なんだなとw)
勉強になったこと
以下、本を読んで勉強になったなということを書きなぐります。
確実にお金を増やしたいなら個人向け国債
投資信託は、手数料の安いインデックスファンドを選ぶ
優秀な投資家でも確実に儲けることができるわけではないので、どれを選んでも同じ。それなれば、手数料の安いインデックスファンドを選ぶべきとのこと。
投資は複利で運用する
儲けた分をおろすんじゃなくて、次の投資に回すこと。
100万円を5%で運用回した場合、20年後には単利と複利で65万円もの差になる。ローンの返済と投資をするのはやめたほうがいい
ローンを早く返すことは、ローンの金利分運用していることと同じになる。
リスクゼロで確実にプラスの運用ができる方法はないから、ローンがある人は全力でローンを返したほうがいいとのこと。確定拠出年金は人によってはかなりお得
主婦や公務員は利用できません。
会社が確定拠出年金を導入していない場合にはかなりお得。
私の開設した松井証券は未対応っぽいので、対応している証券口座を開設しないといけなそう。(めんどい...)
最後に
銀行に預けるだけでは、金利はほぼゼロです。
手数料1回分の金利に何年もかかるんだ!って感じですよね。
楽天で本を注文した際、在庫がなくお詫びにもらったポイントの方が多いくらいです。
ほんと、真面目な話。
銀行に預けるメリットは、家に現金を置かなくてすむことくらいでしょうか。
以前、友人から
「お金は貯めるんじゃなくて、運用する時代でしょ?」
みたいなことを、どや顔で言われました。(スマホで株をやりながら)
今年はいくら儲かったとか、株は簡単だからやりなよとか言ってくるので、興味持つじゃないですか?
っで、色々説明してくれるんですが、さっぱり分からないわけですよw
「この後の株価どうなると思う?」とか聞かれても分かりません。
「この線とこの線がこうなってるから、この後株価が上がりそう」
とか言われても、ちんぷんかんぷんでした。
そんな私でも内容が理解でき、もっとお金や投資について勉強したいと思わせてくれる本でした。
住宅ローンを組んでいる私は、当面は家の借金を返す形での投資になりますがw
難しいことはわかりませんが、お金の増やし方を教えてください!
- 作者: 山崎元,大橋弘祐
- 出版社/メーカー: 文響社
- 発売日: 2015/11/11
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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