Flash Professional の名称変更に思うこと
Flash Professional が Animate CC に名称変更されました。
昨日は、このことでメディアやブログの投稿等で、Twitter のタイムラインが
ちょっとしたお祭り状態でした。
以下、いくつか記事をピックアップ。
Flash界隈の著名人
AmazingFlash: Flash Pro→Animateだってさ
メディアさん
メディアさんが、面白おかしく、「Flash死んだ、オワコン」みたいな書き方してるのは、
いつものことなのであれとしてw
私も、今回の名称変更について思ったことを軽く書き残しておきます。
Flash はオワコン?
スマホで Flash がサポートされないことで、
「Flash が死んだ」
と言われて何年か経ちます。
一昔前、Web のアニメーションとうと Flash しか選択肢がありませんでしたが、
HTML5 や JS の発展により、多くの部分がそちらでもできるようになりました。
なので、Flash が使われるシーンとしては確実に減ってはいますが、
PCで動画見る環境ときやブラゲでは、未だに Flash がメジャーなので、
一定のポジションは確保しているという印象を持っています。
正直、ブラウザの互換性という課題をあまり考えなくていいのは、
Flash くらいなんですよね。
(あのブラウザがなくなれば、互換性の課題も少なくなりそうすけど...)
今後、この辺りも別の技術がとって代わるかも知れませんし、
Flash が使われ続けるかもしれませんし、正直なところ分かりません。
なので、この状況でオワコンかどうか判断することはできないので、
今後も動向をチェックしていきたいと思います。
Flash Professional の 名称変更の意図
Adobe は以下のことを目的として名称変更をしたと発表しています。
Web や新たなプラットフォームに最適なアニメーション制作ツールであることをより明確に示すため
ICSの池田さんは、ブログで以下のように書いてます。
最近のFlash Professional CCは「SWF」や「HTML5 Canvas」だけでなく、「WebGL」など様々なフォーマットへの出力をネイティブでサポートしています。また、有料プラグインの「GAF」を利用すれば、「Unity」「Cocos2d-x」にもFlashアニメーションを出力することができます。
有料プラグインの件は知りませんでした...
Flash Professional という名前は、Flash Player との親和性が高すぎて、
上記のメリットを伝える妨げになっていたと考えられます。
Flash Professional は Flash Player で動くものを制作するためだけのツール
という誤解は、多くの人がしているんじゃないかなと。
そういった間違ったイメージを払拭するための名称変更なので、
「Adobe が Flash を捨てた」
という考えは、間違っていると思うのですが如何でしょうかね?
個人的には...
子供の頃からアニメやゲームが好きで、これらを個人でも制作できるツールとして出会ったのが Flash でした。
なので、個人としては Flash という言葉に特別な思いがあります。
大したもの作ってきたわけじゃない私が言ってもあれですけどw
Flash という名前が変更されるのは正直ちょっと寂しいですが、Flash のためにもそれが良いのでしょう。
世間的にも、Flash は使っちゃダメっていう考えが蔓延してますし、、、
今後の Animate の進化に期待したいと思います。